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[製造業]会社清算

資金繰りの悪化などにより廃業を検討

清算をどう進めたらよいか

通常清算する廃業を目指し、

金融機関および従業員への

説明を丁寧に行い破産を回避

ご依頼時の状況と

ご相談内容

役員と従業員合わせて約15名で製造業を営んでいる会社で、利益は縮小傾向、資金繰りも悪化しており、社長が高齢なこともあって廃業を検討しているが、現在の税理士は廃業手続等の経験もなく相談ができないため、弊事務所が廃業するかの判断と廃業する場合の各種手続の助言等を請け負うこととなった。

金井・鈴木

会計事務所からの

提案・解決策

<状況分析>

損益状況と財務状況を確認したところ、事業継続は困難であると判断した。 金融機関への借入金が相当程度あるため、完済して通常清算による廃業ができるか、あるいは破産となってしまうかの見極めが必要となる。

<提案・対応内容>

所有不動産や設備等の売却価値の査定をそれぞれの業者から見積りを取り、清算価値による貸借対照表を作成した結果、完済できそうな見通しとなった。 清算へ向けて金融機関への説明に同行し、従業員への説明を社長と一緒に行い、会社の解散・清算に係る税務申告業務の実施と手続全般についての助言を行った。

対応後の結果

財務状況は相当厳しい状況だったため、破産も視野に入れなければいけないと思っていたが、最終的には社長への退職金も支給できての廃業ができた(依頼を受けてから会社の清算が完了するまで約1年)

対応にあたり

困難だったこと

金融機関への説明については、返済さえできれば金融機関は文句を言ってこない。最も気を使うべきは従業員である。取引先へ迷惑をかけずに最後まで事業をやりつつ廃業するには、解雇することになる従業員の理解は必須である。よって、丁寧に説明(会社の損益・財務状況、退職金について、失業保険について等)を行い、大きな混乱なく廃業手続が完了した。

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