

対談形式でお届けする
金井・鈴木会計事務所からの
メッセージ

「金井先生には
“キャッシュ・フロー経営”を
イチから教わりました」
株式会社ブリッツ
代表取締役社長 山口 聡 様
企業紹介
株式会社ブリッツ
国産・輸入車向けの総合チューニングパーツメーカーとして1980年に設立。サスペンションキット、レーザー&レーダー探知機、電子パーツ、マフラー、エアクリーナー、ターボなどの企画、製造、販売を手掛ける。
「電脳集団」とたびたび称され、その名の通り電子系統パーツを得意とし、最新の電子機器を満載した新型車への対応もいち早く行っている。
また、近年サスペンション事業に力を入れ、車高調キットDAMPER ZZ-Rシリーズの展開に力を入れている。

この人に信頼すれば大丈夫だろうと
思わせてくれるものがありました(山口)
ーー 金井・鈴木会計事務所との出会いを教えてください
山口 聡 社長(以下 山口): もともとのお付き合いのきっかけは、父が社長やっていた時代になるんですけど、うちの経営が少し大変だった時期に、それまでは税理士さんに帳簿を付けてもらっていたのですが、経営も含めて見ていただける方を探していて当時の金井会計事務所にお願いしたのが始まりです。
初めて事務所に伺って金井先生にお会いしたときのことはよく覚えていますね。父に連れられて同席して、まだ経営のことなんて全然分からなかったんですけど、再建の相談で行っているので緊迫した空気をすごく感じて、この金井先生という人は味方なのか、批判をするだけの人なのか最初は判然としなくて、でも金井先生は理路整然と現在の問題点と解決していかなくてはならないことを分かりやすくは話してくれるんですよ、それで話を聞いていくうちに「あぁ、この人はうちを助けてくれる人なんだ」と安心して(笑)

金井・鈴木会計事務所 鈴木朗広(以下 鈴木): なかには商売っ気が出ちゃって、相談者にただ調子よく励ます人もいると思うんですけど、金井先生の場合はそういうのは一切なくとてもフェアに話すんですよ。
山口: そう、まさにフェアという感じでしたね。この人に信頼して預ければ大丈夫だろうと思わせてくれるものがありましたね。 金井先生って、うちの会社のことを話すとき「当社は、当社は」って言うんですよ。つまりこちらの側に立っているってことですよね。 よく、いかにも外側からという立ち位置でアドバイスする人っているんですよ。安全地帯から。それって気持ちは中に入ってくれていないのがこちらには分かっちゃうんですよね。
大体、弁護士さんとか会計士さんって、僕らがその人たちの領域に入って行って、その人たちの言語で話さないといけないみたいなところがあるですけど、そうじゃなくて、金井先生は僕らの所に入って来てくれるんです。そこが全く違いましたね。
鈴木: いわゆる“ポジショントーク”はしないですね。常に当事者目線。基本的に人ごとではなく、一緒に思い悩む人なんですよね。「眠れない日が続くなぁ〜」ってよく言っていますから(笑)。

山口: そういう事務所に入ってきた鈴木先生も普通の人じゃないだろうなと思いました(笑)
いや、わざわざ面倒な現場に身を置かなくても稼ごうと思えばできるのに、わざわざ難しいことを扱う金井先生のところに来た。だから志を持っているんだろうなと思いましたよ。経歴聞いても面白いし(笑)
もう8年くらいになりますかね、担当してもらって。
鈴木: 私が携わるようになったのは、自分が事務所に入ってからすぐでしたね。なのでもう丸8年(2024年現在)になりますね。 経営会議にも参加するようになったのがここ5年くらいですね。
ーー 顧問としてどのようなことを行っていますか
鈴木: 2ヶ月に一回の経営会議に参加しているのと、日常的に相談事があれば連絡をもらってる感じですね。
山口: 会社の管理って細かくやろうと思えばいくらでも細かくできてしまうので、当社にとって適切な管理方法は何かというのを会計士の視点でアドバイスしてもらっています。
もうひとつは中小企業の場合は社長の財産、会社の財産を一緒に見ていかなきゃいけない部分ってあるので、そこをどういうバランスでいったらいいのかなどを相談していますね。
鈴木: 会社が成長してその会社の株価が上がると株主である社長の資産が増えるので、そうなると相続の問題が出てくるので相続税対策などある程度先を見越したアドバイスが必要になってきます。
山口: それって1、2年じゃなくて5年、10年っていうスパンで考えなきゃいけなくて、そういう視点に立って一緒に考えてくれるのが金井・鈴木会計事務所の特徴だと思います。多くの会計事務所や税理士は単年で決算見て良いとか頑張ってとかそんな感じじゃないですか。そうじゃなくてもっとロングスパンで桁がいくつも違って来るような問題を解決してくれるんです。

「経理をやりなさい」と。最初はイヤでした…(山口)
山口社長は一番の成功例です 笑(鈴木)
ーー どのように経営に携わるようになっていったのですか
山口: 最初、私は仕入れとかモノづくりの方をやっていたんですけど、いずれ二代目として父の跡を継ぐために、金井先生から「経理をやりなさい」と言われたんですよ。経理なんてやったことなかったし最初はイヤだったんですけど、数字苦手とかそんなこと言えない空気で(笑)、管理部というところで約5年ほど勉強しながら経理をやりました。
でもね、その時期があったんで、いま会計士の先生たちと同じ言葉で話ができるんです。それって簿記を理解しているか、ということなんですよね。簿記って言語なんですよ。要するに英語ができないと外国人とコミュニケーション取れないように、簿記ができないと経営の話ができないんです。そういう意味で、巷の社長さんたちって下から上がって来たものを見て良い悪いって判断しているんですけど、僕はその数字を自分で作ることができるんですよ。だからおかしいところがあると一発で分かるんです。 そこは本当に感謝していますね。
鈴木: 特に二代目社長になろうとしてる人には金井先生は必ず「経理をやれ」って言いますね。 ただ、言われた社長さんたちが皆できるかというとなかなか難しくて、そういうとき金井先生は、山口社長のことを成功例として紹介して話してますね。「山口君という人がいてなぁ」って(笑)
山口: 私も知り合いで二代目、三代目社長がいるんですけど、そういう人たちと話すと、経理は自分でやるものじゃなくて専門の人間がやるいわば“処理”だと思っている人が多いんですよ。
だからそれを自分でやれって言われたときに「何で自分が?」って思っちゃうんですけど、ずっとやれっていうわけではなくて、それを一回経験すればそのルールというか方程式が分かるんです。でも一回そこ(経理)に入ってみないと本当の意味での経営は分からないですよね。
鈴木: 損益管理の大事さを分かっている社長さんというのは、やはり経理を経験した方が多いですよね。

こんな優良な会社あるんだなって(鈴木)
キャッシュフローの考え方を教わったのは大きかったです(山口)
ーー 鈴木先生から見たブリッツとはどんな会社ですか
鈴木: 私が携わるようになった頃は既に利益が出るようになっていて経営もキレイな状態で。こんな優良会社があるんだなって思いました。その要因は何なのだろうと考えてみると、まず山口社長がしっかり切り盛りしていること。それに加えて優秀な専務さんがいて、いわゆる番頭として全体を統括していると。その辺が上手く噛み合っているんですよね。お互いの信頼関係もあり、従業員それぞれも自分の役割をよく分かっている。本当に充実したベストな状態だと思います。
あと、自分は会計士なんでついバランスシートの良さとかそっちに目が行きがちなんですけど、ブリッツを担当しているなんて話をすると車好きの人は必ず「え!あのブリッツ担当してるんですか!?」って言われるんです(笑)
そのくらい企業としてのブランドも確立されているんですよね。
山口: ありがたいですね。
金井先生から言われたのは「開かれた会社にした方がいいよ」と。うちは売上げから経費からすべて従業員に公開しているんですよ。私も経費を精算するときは社員を通すので変なことはできない(笑)そういうふうにすべてをオープンにクリアにやっていると、言わなくても経営者の姿勢みたいなものが社員に伝わるんですよ。経営状態も公開しているから社員はそれを見てムダ遣いしなくなるし、会社としても儲かっていれば(給与や賞与)を出すし、儲かっていなければ出せないし、そうことが明確になるので不満が出づらいんですよね。
もうひとつ、金井先生から教わったことで一番大事だったのが「キャッシュフロー」という考え方ですね。これはイチから徹底的に教わりました。キャッシュフローが分かると物事がすごくシンプルに見えるようになってきて・・・ってこれを語り出すと長くなっちゃうかな?(笑)
鈴木: ですね(笑)
山口: とにかくこれを教わったのは大きいかったです。うちはキャッシュフロー計算書を経営会議までにかならず作成するようにしていて、これをすごく大事にしています。「キャッシュフロー経営」ってやつですね。会社の経営が良くなってくると、だいたい次に考えるのが“節税”なんですよ。だけど節税に走るとキャッシュフローって確実にマイナスに行くんですよ。 鈴木先生そうですよね?
鈴木: そうですね。そこを勘違いしている経営者が結構多くて、やたら節税に一生懸命になってるけど節税って基本的に経費の無駄遣いをしないとできなくて、それって結果的にただ単にお金を使っているに過ぎないんですよ。どんどんお金が出ていっちゃう。利益が出ているのにだから会社のお金が増えない。

山口: 本来、事業っていうのは商品を売ってお客さんに喜んでもらって、従業員に給与を払って、仕入先に仕入れ代金を払って、利益を出して税金を払って社会に還元する。そして残ったお金で事業に再投資する。そのサイクルじゃないですか。これがまさにキャッシュフローなわけで、そこで税金払いたくないからって下手なことするとキャッシュフロー計算書に思いっきり出るんですよ。 そこを気づくか気づかないか。それがいい会社になるかならないかのポイントだと思うんで、キャッシュフロー経営を教えてもらったことが今うちが良い経営状態にある大きな要因ですね。
これからも若い人たちが活躍できる会社にしていきたい(山口)
ーー 今後、金井・鈴木会計事務所に期待することは何ですか
山口: えーなんだろう。うちはもともとロングスパンで見てもらっていますし、今までも何の不満もないので、このままずっと行っていただければ。強いて言うなら、皆さん健康でいてくださいと(笑)
鈴木: これからのこととしては、一番は世代交代的なことですかね。今会社の経営陣としてはとても充実した状態にあるので、この後、次の時代を担ってくれる人材の確保が課題かなと。
自社で育ってくれるのが一番良いですけど、難しい場合は外部からとか。そういうことも今後考えていかないといけないなと。
そこに対してうちが直接的に何ができるかっていうのはあるんですけど、うちの他のクライアントはどうしているとか色々アドバイスすることはできると思います。
山口: そうですね。これからも若い人が活躍できる会社にしていきたいですね。新卒も積極的に採用しているんですけど、そういう若い人たちの新しい感覚でこれからのブリッツというブランドを作っていってほしいなと思いますね。

問題点や危機を見つけちゃったら見過ごせない(鈴木)
ーー 最後に「金井・鈴木会計事務所で良かったなぁ」と思うことをお聞かせください
山口: それもう「今も会社が存続していてよかった!」ということですよ(笑)
今とてもに良い状態で会社があるのは、金井・鈴木会計事務所のおかげだと思っていますよ。それは間違いないです。
経営者って会社が徹底的に悪くならないと危機に気が付かないんですよ。そこを金井先生は先に見通して伝えてくれたんです。常に当事者目線で踏み込んでくれて。
鈴木: 別のところでも言いましたが、頼まれていなくても問題点や危機を見つけちゃったら見過ごせないんですよね。
山口: だからね。本当多くの会社や経営者に金井・鈴木会計の存在を知ってほしいんですよね。
鈴木: 今話してくれたみたいに潜在的な危機に気づいていない経営者は多いので、うちがそこに関わることができたらしかるべき解決に導くことができると思うので。
山口: これを読んで、知ってもらえたら嬉しいですね。
鈴木: ブリッツは一番の成功例なので(笑)
山口: 「手遅れになる前に!金井・鈴木会計事務所へ」です(笑)
