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対談形式でお届けする
金井・鈴木会計事務所からの
メッセージ

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「会計だけではないことも
 アドバイスいただけたのは
 会社とっても財産になっています」

ワンド株式会社
代表取締役社長 高橋 登 様

企業紹介

ワンド株式会社

創業昭和38(1963)年。2023年に旧社名の「マイセット」から現社名に変更。

コストパフォーマンスに優れ、ラインナップの豊富な住宅用キッチンを中心に、各種住宅向けキャビネットを製造・販売している。 主要商品を在庫する事で短納期での納品を実現。東日本を中心に11箇所の営業拠点を置き、素早いサポート体制を構築している。「より良い商品を、より安く」をモットーに様々なニーズに対応すべく、日々努めている。

web site : https://onedo.jp

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会社としても経営者としても
どんどん健全になっていきました
(高橋)

ーー 金井・鈴木会計事務所との出会いを教えてください

高橋 登 社長(以下 高橋): もう遡ること40年くらいになりますかね。先代社長、私の父になるんですけど、それまでお願いしていた会計士さんがいたのですが、諸事情があって新たな会計士さんを探さなくてはならなくなりまして、当時の専務が人づてに金井先生を紹介していただいたのが始まりです。 当時は相続対策なども考えなければならない時期だったので、そういった事も含め、次のフェーズへの移行すべく、当社の状況を理解いただいた上で対策や提案をしていただいたり、その他税務的・会計的な部分でも相談やご指導をいただける会計士さんを必要としていたところ、金井先生をご紹介いただいたと聞いています。

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金井・鈴木会計事務所 鈴木朗広(以下 鈴木): 私が聞いたところでは、先代社長は節税に非常に重きを置いているタイプで、どうにか税金を減らしたいと色々考えられていたのに対し、金井先生が会計士として、本気で会社の事を考えるなら利益率を高め、納めるべき税金を納めた後に残る利益をしっかりと蓄えていくようにするという提案と指導をしなければならないという思いから、当時の社長にしっかりと説明をし、ご理解をいただけた事で、現在のような経営体質に変わられたと聞いていました。ワンドさんの当時専務で現在は相談役をされている方が今でも私に仰られます。「金井先生の提案は衝撃的で、”税金を払いなさい”って、これまでの会計士や税理士からは全く出て来なかった言葉であり、正に逆転の発想だった」と。

 

高橋: 私も同じように聞いていますね。私が入社するよりも前、当社がまだ金井先生にお世話になる前は父が「こんなに税金を取られた!」みたいな文句をよく言っていたのですが、金井先生のご指導を受けるようになってから段々とそういった文句も少なくなり、気が付けば「税金はしっかりと払い、その上で利益を残さなければならない」となっていったんですよね。会社としても、経営者としてもどんどん健全になっていったというか。そういった変化を間近で見ていました。

金井先生がよく仰られる言葉の中に「俺は税理士じゃなくて会計士なんだ」というものがありまして、先生曰く「会社の経営について会計的視点から問題点を見つけて解決に導いていくのが本来会計士の仕事なんだ」という事らしく、もちろん金井先生のご経験があってこその言葉だとは思うのですが、とても感銘を受けました。うちの会社が今もこうして存続して、父も経営者として横道に逸れなかったのも金井先生のご指導の賜物だと思っています。その意味でも、自分は金井先生には頭が上がりません(笑)

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ーー 高橋社長ご自身の金井・鈴木会計事務所との出会いはどのような感じでしたか

高橋: 金井先生と初めてお会いしたのは、私が入社してから10年くらい経ってからだったと記憶しています。入社当初は当然経営に関わるような立場ではなかったので、お名前だけ存じ上げるという感じだったのですが、段々と職位が上がり、実務的にも色々と携わるようになった頃からお会いする機会が増えていきました。お話を聞かせていただく事も増えていく中で、それまで知らなかった事やできていなかった考え方を教わることも多くあり、とても刺激を受けました。

 

鈴木: 私が高橋社長と初めてお会いしたのがちょうど税務調査の時で、2人で税務署とバチバチにやりあった覚えがありますね(笑)

 

高橋: そうでしたね(笑)鈴木先生はすごく”胆力”のある人だなって思いました。しっかりものを言うし、理路整然としていて、さすが金井会計に入られるだけあるなと。経理実務や会計的な面でのご指導をいただいたりと、実務面ではほとんど鈴木先生が私たちとやり取りをしてくださってきているのですが、私みたいな会計素人の人間にも分かりやすく説明をくださり、仕事も早くてとてもありがたいです。何より金井・鈴木会計事務所さんの皆さんはとても親切なので、色々相談しやすいんですよね。

 

ーー 顧問としてどのようなことを行っていますか

 

高橋: 現在、鈴木先生には会計顧問だけでなく、当社の監査役として経営にも関わっていただいています。

 

鈴木: そうですね。監査役として取締役会に参加しています。ワンドさんはこの数年、結構激動だったんですよね。経営的な組織改編もありましたし、昨年(2023年)には社名変更、そして今年は本社移転と、数年間で会社として大きな変革をされました。

会社として変化の時期なんだなと感じますので、様々な問題や課題についてより緊密に連携して考えていかなければならないと思っています。

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代替わりは本当に難しい(鈴木)
父に引退のことを伝えてくれたのは金井先生でした(高橋)

ーー 二代目として事業承継されたときのことをお聞かせください

高橋: 私が社長に就任したのは2021年で、それまでは専務取締役をやっていました。どこのオーナー系企業でもそうだと思うのですが、”代替わり問題”ってありますよね。うちもご多分に漏れずそうでして…、父(先代社長)は生涯現役というタイプで、 私たち社員もオーナー社長ってそういうものだと思っていたのですが、やはり年齢とともに色々な部分で現場との乖離が出てきてしまい、段々噛み合わなくなる事が増えてきてしまったんですよね。仕方のないことだとは思っていたのですが、どうにか良い解決策 はないものかと金井先生に相談し、結果的に代替わりのための準備を進めていくことになりました。

鈴木: 代替わりは本当に難しくて、先代社長にもお考えがあったと思うんです。そもそも代替わりが本当に正解かというのは双方から話を聞いてみないと判断がつかないので、金井先生がそれぞれから話を聞き、更に現場の方々からも直接話を聞いてみて、総合的に判断した上で、会社を停滞させないためには(代替わりを)進めた方が良いだろうという判断になり、必要な準備を始めていったんですね。

 

高橋: 最終的に父に引退して後進に道を譲った方がいいと伝えてくださったのも金井先生でした。「親子で直接話をしても感情が先走って、場合によっては泥沼化してしまう可能性もあるし、経営をずっと見て来た中で、今後の(経営的な)ストーリーもしっかりと考えてるから俺が行ってやるよ」と心強いお言葉をいただきました。

実務的な部分では鈴木先生にもご尽力をいただき、また様々アドバイスも頂戴しながら準備を進め、何とか無事に代替わりができたというところです。お二人には本当に感謝しています。

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創業者と二代目って、期待されている役割が違うと思うんですよ。 同じことをしていても維持発展はできない(高橋)

ーー 鈴木先生から見たワンドとはどんな会社ですか

鈴木: まず最初の印象は、「とても儲かってる会社だな」でした。何でだろうって不思議でしょうがないくらい(笑)

でも会社の色々な部分を見させていただき、カリスマ性のある先代社長が作り上げた仕組みや、市場を見極めたマーケティングの上手さ、営業担当者の売上に対する意識の高さなど、なるほどなと思う部分がありました。

現在中心となってやられている専務や常務などの経営陣も非常にしっかりしていて、中小企業だとなかなか実務が出来る人材を確保するのが難しいんですけど、そういう部分もしっかり出来ている会社だと思います。また、代替わりしてからは毎月取締役会も開かれるようになり、社長の独断で全てが決まるのではなく、議論する場ができたのもよかったと思います。

 

高橋社長は、先代社長が持っていたようなカリスマ性もありつつ、愛嬌もあって(笑)、人柄というか、引き込まれるものがあるんですよね。そこは社長としての器というか素質をお持ちなんでしょうね。 ただ、血は争えないので、独断で決めていっていないか、私もしっかりと目を光らせております(笑)

高橋: ありがとうございます(笑)。父は確かにカリスマ性のある人でしたけど、自分にそれがあるかどうかと言われると、正直よくわからないですし、カリスマ性の話は置いておいたとして、創業者と二代目って役割が違うと思うんですよ。父は会社を作って、それを大きくしていくことがミッションだったと思うんですけど、私は引き継いだものを上手く進化させる、もしくは業況が悪くても会社を健全に維持していくという、言わばコンテンツありきでのスタートなので、仮に私の代で会社がダメになってしまえば「あぁ、やっぱり二代目はダメだったね」ってなっちゃうし、かといって同じことをしていても会社の維持や発展は出来ないので、父のやってきたことは参考にはする けど、私は私で会社を健全に保ち、成長させる事を期待されていると思っています。

 

自分にとっても、社員の皆さんにとっても良い会社とは何か、社員の皆さんがご自身のミッションを達成できるにはどうしたらいいかなって、いつも考えています。でもそれってとてもシンプルで、会社には社員がいて、社員にはご家族がいて、その他に会社にはお客様もいる。どうやったら皆様に少しでも満足をいただけるか、そこだけをしっかり考えてやっていけば、自ずと理想に近づくかなと。なのであまり深くは考えていないです(笑)

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何かしらの形で子どもたちや地域の力になれたら嬉しい(高橋)

ーー ワンドさんは地域のスポーツチームのスポンサードを積極的に行っていますが、どういう思いで始めたのですか

高橋: 最初のきっかけは、地元神奈川のバスケチームである横浜ビー・コルセアーズさんがBリーグに加盟する時にスポンサードできる機会がありまして、会社としても地域貢献や青少年育成に対して何か協力出来ないかと考えていた時期でもあり、ビーコルさんは子供たち向けのバスケ教室を開催されていたり、ユースチームを持ち、プロを夢見る子供達の育成にも力を入れていらっしゃったので、我々の考えている方向性ともマッチする部分があり、少しでも地域貢献や青少年育成のお力になれるならという思いからスポンサードすることになりました。

他にも同じ横浜に拠点を構えるDeNAベイスターズさんや相模原を中心とした県央地区をホームタウンとして活動されているSC相模原さんにも、同じような理由でご協力をさせていただいています。

神奈川県で長年やらせていただいている企業として、地元神奈川に少しでも貢献出来ればと思っていますし、将来この神奈川や日本の力になってゆく子供達にとって、何か少しでもお役に立てたなら、それ以上に嬉しいことはありません。

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鈴木先生がしっかり引き継いでくれるので、今後も安心です(高橋)
私もいわば金井会計の二代目ということになるので 笑(鈴木)

ーー 「金井・鈴木会計事務所で良かったなぁ」と思うことをお聞かせください

高橋: 金井先生はご実家が事業をされていて、会計士としてお仕事をされている傍らでご実家の事業の社長もされているので、二代目の気持ちがよく分かると仰ってくださるんですよ。そこが凄く心強いなと思います。

私は他の税理士さんや会計士さんを知らないので、金井・鈴木会計事務所以外がどんな感じなのかがよくわからないのですが、金井先生は、ただ会計実務だけをやるのではなく、中小企業のオーナー視点に立って色々なご意見を下さるので、会計的な部分だけでない、 幅広いご意見やご指導をいただける事が、私や会社にとって財産だなと思っています。

ただ、金井先生のような経営者視点に立った会計指導が先生の引退と共に終わってしまうとなれば我々も困ってしまうのですが、そこは鈴木先生がしっかり引き継いで続けて下さるということなので、我々としては今後も安心です。

 

鈴木: 二代目の話で言うと、私もいわば金井会計事務所の二代目ということになるので(笑)、金井先生の作り上げてきたものを踏襲し、各クライアント様の力になっていきたいと思ってはいるんですが、金井先生のキャラだから成立することも多々あるので…(笑) 自分としては、金井イズムを継承しつつも自分だからこそできることをしっかりとやり、自分らしい価値をご提供してゆければと思っています。

新しい視点での価値をお客様に提供できる企業でありたい(高橋)

ーー 最後に、今後の夢や豊富をお聞かせください

高橋: 当社の扱っている商品は、住宅用キッチンとそれに関連する住宅向けキャビネットが主なものになるのですが、当社よりも規模も知名度も高く、もっと立派な商品を作られている大手さんも沢山ある中で、当社が世の中に提供できる価値って何だろう?と常に考えています。

安かろう悪かろうでは当然ダメなんですが、機能的にもコスト的にももっとシンプルなものという選択肢はあっても良いのかなと。「キッチンってこういうものだよね」というスタンダードなイメージがある中に、定番や常識とは少し違ったところのものがあっても 良いのではないかと。他にはない、「こんなのどうですか?」という提案ができる。メインストリームでの争いとは違う、新しい視点での価値をお客様に提供できる企業でありたいと考えています。そういう会社が1つくらいあった方が、世の中の役に立てるんじゃないかなと。なので、今後も鈴木先生のご指導のもと、「自分たちが提供できる価値が何なのか」をしっかり追及していきたいと思っています。

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